節約の最終兵器は「2進数」!?
この度、ほんっっと、しょーもないことを思いついてしまったんですけれど、しょーもないことほど話したくなりますよね(/ω\)
なので、書いちゃいます!(笑)
えと、この間私はセツヤクエストの企画で節約の心得みたいなのを書きまして。
その時、198円とか480円とか書かれると「安い」ような気にさせられちゃうって話を少し出したんです。
いわゆるイチキュッパって奴ですね。
今や、どのお店に行っても、広告のチラシを見ても、200円になりきれないような、500円になりきれないような、こんな何だか歯切れの悪い数字ばかりが並んでいます。
この普及っぷりを見るにつけ、このちょっと減らし目値段イチキュッパ作戦が、いかに私たちの購買意欲をそそるのに効果的かということが分かるというものです。
逆に言えば、私たちはこの価格設定に惑わされ、金銭感覚を失い、ついつい買ってしまっていることになります。
イチキュッパは節約の天敵と言っても過言ではないでしょう!
でも、私、この間ボーっとしてて思いついたんですよ!
イチキュッパに対抗する技を!!
その鍵となるのは――
「2進数」
です!!
・・・まあ、今回の記事の題名に載ってるので皆さんも予想はついたと思うんですけど、そう、2進数なんです。
2進数というのは、要するに私たちが普段使う10で繰り上がる10進数でなくて、2で繰り上がる数字ですね。
例えば、
1 (10進数だと1)
⇓
10 (10進数だと2)
⇓
11 (10進数だと3)
⇓
100 (10進数だと4)
⇓
...
2進数では、1から順にこんな感じに数字が上がっていきます。
つまり、
1の位、10の位、100の位・・・・
ではなく、
1の位、2の位、4の位・・・
なんです。
私たちが普段使ってるコンピューターさんなんかは、この2進数で計算していますし、実は私たちの生活に欠かせない縁の下の力持ちでもあります。
(注:以後、2進数表記は赤文字、10進数表記は青文字とします)
さて、それで、2進数がどう節約に役に立つのでしょう。
論より証拠。
人類の敵イチキュッパ隊長「198円」を2進数に変換してみましょう。
198円 ⇨ 11000110円
わー、全然分からなくなりましたよね!!
正直言って、高いんだか安いんだかさっぱりです。
でも、それでいいんです。
例えば、キッチリ数字の「200円」さんは
200円 ⇨ 11001000円
なのですが、
198円と200円を比べると、198円が何だかとっても安そうに見えちゃいますけれど、11000110円と11001000円だと、もうどっちが安いのかさえ一瞬分かりませんよね。少なくとも11000110円がすっごく安いようにはもう見えませんよね。
正直そんな違わないんじゃないのって感じじゃないですか?
だから、そう、2進数にすることで「ヤスクミエール」というイチキュッパの魔法が解けてるんですよ!
魔法が解ければ大して安くもないものを「安い」と思い込むことが減り、無駄遣いを避ける事が出来ます。すなわち節約になるんです!
結局、私たちは普段、価格を何となーくイメージでとらえてるんですよね。
100円台か200円台か、とか。3桁か4桁か、とか。
桁が同じなら、200円対198円みたいにちょっとでも頭の数字が小さい方に気を取られちゃいますし、1000円対980円みたいにちょっとでも桁が少ないほうが安い気がしちゃうんです。
計算したら、差額は2円とか20円ぽっちなのに、厳密な数字で比べず、ついついそんな先入観で比べてしまっているから、私たちはイチキュッパの魔法の餌食になっているわけです。
でも、2進数なら、その魔法が効きません。
2進数では1か0しか使わないので、100円台、200円台のように頭の数字で勝負もできませんし、桁数がもともとやたら多いので一発桁数勝負も難しくなっているのです。
例えば、2進数が繰り上がる前って、
11111111111円
⇓+1円
100000000000円
って感じですから、なんか繰り上がる前もやたら1が並んでてオドロオドロしいので、あんまり安く見えません。
というか桁数あってるのか数え直さないといけないぐらいで(笑)
だから、買い物の時は、襲い来るイチキュッパ攻撃に対抗するべく、目に入った値段はどんどん2進数に換算してしまいましょう!
88円 ⇨ 1011000円
480円 ⇨ 111100000円
1980円 ⇨ 11110111100円
ほら、もう怖くない!もう惑わされない!!(ついでに、よく分かんない!)
ついに私たちは、魔王イチキュッパを倒す武器を手に入れたのです!
・・・そんな夢の様な最強武器「2進数」ですが、(案の定)弱点もあります。
まず1点目、換算が面倒くさい点。
店頭でいちいち10進数⇨2進数変換を計算するのは大変です。
やってみると案外時間がかかる上、けっこうややこしく、計算間違いをしたら元も子もありません。
でも、これは、今やスマホ時代ですから、誰かがきっとチョチョイのチョイで値札にスマホをかざしたらパッと2進数での価格を表示してくれるようなアプリを作ってくれるはずです。
google glassが出ればもっと自然な換算表示も可能でしょう。
だからきっと大丈夫です!
2点目、桁数が多すぎる点。
例えば、今日のご予算を決める時に、財布の中に諭吉さんが1人居たとすると。
10000円 ⇨ 10011100010000円
・・・えっと、14桁ですか(^_^;)
この中から、11110111100円やら、111100000円やら、1011000円やら使っていったら残りはいくらでしょうか?
・・・はい、分かりません!(^O^)
さらに車や家なんか買おうとした日には、
1000000円 ⇨ 11110100001001000000円
10000000円 ⇨ 100110001001011010000000円
えと・・・ひー、ふー、みー・・・、何桁やろ・・・(´・ω・`)
と、桁数が尋常じゃなく増えてしまうので扱いがすごく難しくなります。
要するに、2進数にすると魔法も解けるんですけれど、よく分からなくなりすぎちゃうんですよね。。。
その結果、桁数を間違えたり、どっちが安いかを勘違いしたりすると、イチキュッパ魔法以上の被害が出かねません。
これはけっこう困りものです。
最強の武器(?)「2進数」は、まさしく諸刃の剣なのです。
でも、これはセツヤクエスト。
お金という魔王を倒す勇者が集まる企画です。
勇者ならばきっと、この最強の武器を扱えるはず・・・!
さあ、皆さんいかがでしょう、最強の武器「2進数」を手にとってみませんか?
もしかすると、あなたこそ、魔王を倒す選ばれし勇者なのかもしれませんよ!?
・・・え、私?
えとその・・・(´・ω・`)
雪見は逃げ出した!
<今回お世話になったサイト>
P.S.
はい、しょーもないですね(笑)
いや、でも、頑張ればほんとに使えなくもないのかも・・・とも思わなくもなくもないのですけれど。。。
「数字に騙されてそう!」って思った時は、2進数変換やってみると、その作業中にきっと冷静にもなれますし、ほんと試しにやってみてもいいかもです。
で、元ネタというほどではないのですけれど、私は普段から、「30歳」を迎えるのに怯えてる人に向かって「30なんて、気にすること無いですよ。2進数にしてみたら何ともない数字ですよ!(11110歳)」と言って慰めるのに2進数の概念を使っています。
でも、ほんとにこれはそうで、30歳なんて、たまたま人類が10進数を使っているから「すっごく上がっちゃった」気がしてるだけなんですよね。
冷静に見てみれば、今まで通り1歳ずつ年を取ってるだけのことなのですよ。
だから、イチキュッパの魔法と同じで、そんなのぜんぜーん気にしなくていいんですよ。
・・・あ、ただ、2進数だと結局「32歳」が位が上がる、アカン年齢になっちゃうんですけどね(100000歳おめでとうございます)。
てへぺろ(・ω<)