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雪見、月見、花見。

ぼーっと考えたことを書いています。

アベノミクスを恋愛市場に例えてみると

社会 経済 恋とか愛とか 考えてみた

最近ニュースなどで話題にあがることが多いアベノミクス。

今をときめく安倍総理の掲げる経済政策なのですが、そのおかげで、今や株価が上昇、円安が進み、そして実際に高額商品の売れ行きも増加しているんだそうです。

 

で、そのアベノミクスって一体どういう政策なの?

今後どうなっちゃうの?

 

ニュースを見ている当然起こる疑問ですよね。

 

経済をまともに勉強したことがない私ですが、素人なりに色々なところで見聞きしている感じ、こういうものかなーとイメージがそれなりにわいてきました。

それで、これは恋愛市場に例えてみると、けっこう分かりやすいかも、というのが今回のお話です。

 

では、どうぞ♪

 

 

  ◆

 

 

日本君は悩んでいました。

昔は女の子から引く手あまたでモテモテだったこともあったのに、最近さっぱりモテないのです。

最初の頃は振られてもたまにはこんなこともあるかなんてとのんびり思っていましたが、徐々にモテなくなってきている実感がわいてくると、焦りが出て来ました。

 

「あれ、どうしてモテないんだろう?昔はこうやってたら女の子はついてきたのになぁ・・・」

 

ちゃんとモテてた頃があるんだから、大丈夫、僕はできるはず、そう自分に言い聞かせてまたアタックをかけますが、次々と失敗に終わります。

高まる焦りが、無意識のうちに必死なオーラとして醸しだされてしまっていて、それが女の子を更に遠ざけているのです。

 

そして、焦りはついに、失意や絶望にまで至ります。

 

「ああ、僕はもうダメだ」

 

あまりに失敗が続くため、日本君はついつい愚痴をこぼし、卑屈になってしまうようになりました。

 

今や、日本君は「モテない」⇨「卑屈になる」⇨「魅力がなくなる」⇨「モテない」の完全な悪循環に入ってしまったのです(デフレスパイラル)。

 

 

(図にしますと)

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この悪循環から抜けようとしても、一度失われてしまった自信を取り返すのは容易ではありません。なんとか挽回しようとすればするほど力が入ってしまって、余計に空回り。

 

八方塞がりの状況で、このまま、一生独り身かと諦めかけていたそんな時。

 

「お困りのようね」

突然頭上から声がしました。

「誰?」

見上げると、そこには・・・

「私はアベノミク、恋の天使よ」

何だか半透明で空に浮いてる女の子がいました。

「日本君のモテない悩み、私が解決してあげる♪」

日本君は驚きながらも、彼女が只者ではないことを察知し、ダメでもともとと、彼女の話を聞いてみることにしました。

 

 

アベノミクが早速作戦を説明します。

「まず、私が魔法で日本君に魅力を与えてあげる(金融緩和によるマネー供給)。具体的には顔をイケメンにしてあげるし、服もセンスのいいものを提供してあげる。正直言って卑屈になった今のあなたはひどいもの。そんななりじゃどうやってもモテないわ」

彼女は続けます。

「復活のためにはまず魅力的になってモテるようになるとこから(お金余り)。私がモテるためのお膳立てもしてあげるし(大規模公共事業)。モテるようになれば自信がわいてくる。自信がわいてくれば、また魅力も出てくる(景気の好循環インフレスパイラル)。そしてなにより更に魅力的になろうと前向きな気持ちも出てくる(経済成長)」

 

 

(図にしますと)

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 (そうすればこうなるはず)⇩

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「魅力をくれるってのは願ってもない話だね」

日本君としても渡りに船の話で、乗り気です。

顔にも明るさが出てきます。

 

「た・だ・し」

アベノミクは険しい表情で水を差します。

「魅力をあげるけど、タダじゃないからね。ちゃんと後で返してもらうから、もちろん利子付きで。しかも、今のあなたの状況からすると、それなりに大きな魅力貸しになるわ」

 

「えっ、タダじゃないの?借金?」

日本君にも動揺が走ります。

「当たり前よ、世の中タダのものなんてないのよ」

「でも、利子までついちゃったら、返せないよ・・」

「大丈夫大丈夫。返せない気がするのは今あなたが卑屈になってしまってるからよ。まず魅力を手に入れて、モテるようになって、自信が出てくれば、自然と自分でまた魅力をどんどんつけていくことができるようになる。そうなってしまえば、今は重いように見える貸し分も気づいたらあっさり返せるぐらいの分量になるわ。ほら、勉強でもスポーツでもそうでしょ、最初のうちは大変でもコツをつかんだらどんどん伸びるようになるでしょ。またモテる感覚さえ取り戻せば、魅力も簡単に安く手に入るようになるのよ(インフレ)。だから案外簡単に返せるはずよ」

「そういうもんかなぁ」

「そそ、そういうもの。ま、騙されたと思ってやってみなさいよ。どうせこのままでもどうしようもないんでしょ?」

「それは確かに。でも借金は心配だなぁ。。。」

「大丈夫だってば。ま、もし返せなかったとしても・・・

「え、今何て?」

「あ、いや、これはこっちの話。・・・じゃ、とにかく決定ね。早速魅力を与える準備に入るからね!」

強引だけど説得力があるアベノミクに押し切られ、日本君は覚悟を決めました。

 

どうせ、後が無いんだし。やるだけやってみよう。

 

こうして、アベノミクによる日本君モテモテ計画が開始されるのでした。

 

 

 

 

翌日、日本君が外出してみると、いきなり女の子に取り囲まれました。

昔の栄光の時代を彷彿とさせるような突然のモテモテぶりでした(ここ最近の株高)。

 

帰宅後、にやけ顔でアベノミクに報告します。

「さすがだねー。もう早速モテモテだったよ。確かにこれだけモテると自信がでてくるよ!」

「あら、そう、もうモテ始めたのね、さすがねー。でも、知ってる?別にまだ私はあなたに魅力与えてないのよ」

「え?」

「鏡見てみなさいよ。いつもの顔でしょ?」

「・・・確かに」

そこには昨日と同じで、イケメンとは言いがたい顔が映るばかり。

「じゃあ、何でモテてるのさ?」

日本君は当然の疑問を口にします。

「それは恋の精霊が日本君モテモテ計画をプロデュースするって世界に告知しといたから。それで、いずれ高い確率でイケメンになるならって目ざとい女の子たちが擦り寄ってきたのよ。全くほんと、現金なものよね」

「あ・・そういうことなんだ。でも、これぐらいモテるならもう十分なんだけど・・・」

そう日本君が何気なく言った途端、アベノミクは日本君をキッと睨んで釘を刺します。

「あのね、勘違いしないでよね。これは決してあなたの実力じゃないんだから。きっとイケメンになる(好景気になる)って思われてるから、擦り寄ってきてるだけ。もしモテモテ計画が実行されずに頓挫するようなことになればあっという間に彼女たちは離れるわ。それで失う信頼や魅力は今まで以上にひどいものでしょうね。だから、まだ魅力借りてないからって、借りずにはもう済まない。賽はもう振られたのよ。気をつけてね。既に作戦は始まってるの。もはや降りられないところまで来てるんだからね、あなたは」

甘い考えを見透かされて日本君はしおれます。

「・・・ごめん。うん、分かった。ちゃんと魅力借りるから。もう任せるよ」

「ふふん。わかればよろしい。じゃあ、今、魅力貸出のために、他の天使たちにも納得してもらったり(G20)、キーパーソン(日銀総裁)を落としにかかったりしてるから、もうちょっとだけ待ってね♪」

 

彼女は笑顔だったけれど、日本君には何だか一瞬少し怖くも見えたのでした。。。

 

 

  ◆

 

 

はい、ここまでがちょうど現在までの状況になります。

 

まとめますと、デフレスパイラルという非モテ悪循環を断ち切るために魅力を貸し出したり、いい話をセッティングしたりして、自信を持てるようにして、モテモテ好循環のインフレスパイラルに持っていくことがアベノミクスの主眼になります。

 

で、この作戦の成否を分ける一番大事なポイントは、その貸し出された魅力(国債など)をちゃんと返済できるかです。

 

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貸し出される魅力はあくまで外見的なものでしかないので、今群がっている女の子たちのように、それを頼りに来ているだけの子たちは、それが無くなればあっさりいなくなってしまうことでしょう。

ですから、魅力返済後もモテ続けるためには、結局は日本がちゃんと内面の魅力を持っているかどうかにかかっています。

つまり、日本の産業がちゃんと実力を持っていないと破綻するということに他なりません。

 

 

なので、アベノミクス賛成派と反対派の違いは、おおむね「日本産業の実力を信じているかどうか」で分けられます。

 

日本君が今モテてないのは自信が無いからなだけで、本当は魅力的なはず⇨アベノミクス賛成派

 

日本君が今モテてないのは真の魅力も無いからで、外見だけ取り繕っても無理⇨アベノミクス反対派

 

そう、色々ややこしいことが言われていますけれど、恋愛と同じで、

「内面の魅力があるかどうか」

あるいは

「内面の魅力をこれからちゃんと持てるかどうか」

が、今日本に問われているのです。

 

 

皆さんはどう思われますか?

 

日本の産業は今スランプなだけでしょうか?

それとも、もう日本の産業自体が魅力を失ってしまっているのでしょうか?

 

答えは今は誰にも分かりませんが、いずれ分かることになります。

 

なぜなら、もう世紀の大博打の賽は振られてしまったのですから・・・。

 

 

  ◆

 

 

ずっと聞けなかった疑問を、ある日、日本君はアベノミクに聞いてみました。

「そういえばさ、もし魅力(国債)返せなかったらどうなるの?」

「ん?心配いらないわよ。返してもらうから、絶対に。魅力が足りなかったら生命力で払ってもらうから」

「え・・・生命力?もしかして命もかかってるってこと?」

「そ、貸すって言ってたけど、実はこっそりあなたの内部の生命力(国民の銀行預金)を担保にして生み出してる魅力なの。だから、返せなかったら、死んでおしまい。それだけのこと」

「・・・そ、そんな。死ぬなんて嫌だよ。聞いてないよ!僕はただモテたかっただけなのに!」

「あらそう?じゃあ必死で頑張ることね。・・・ま、万が一返せない時、もうひとつ手はあるけどね。」

「一体どうすれば!?」

「前は黙ってたけど、まあいいわ、教えてあげる。簡単なことよ。返す分の魅力をまた借りればいいじゃない。もちろん更に利子がつくけどね♪ 大丈夫大丈夫、みんなやってることだから・・・(ていうか、あなた自身も既にね)」

そう言って、アベノミクはニコニコと笑うのでした。

 

でも、そんなことしたら、結局はいずれ・・・。

言おうにもあまりに恐ろしい想像に、声になりません。

 

アベノミクのとてもとても無邪気な笑顔を見ながら日本君は思いました。

 

ああ、この子は天使なのか、それとも悪魔なのか・・・。

 

日本君の闘いはまだ始まったばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

P.S.

もちろん例えなので、正確さには欠けると思うのですが、それなりには本質をついているのではと勝手に思っています。(もっといい例えがあるなどありましたら、どうぞ教えて下さい!)

ま、何にしても、人間やっぱり中身ですよねと(/ω\)

 

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