私の考えた史: ブログテーマの傾向と対策
こんにちは~。
いつも好き勝手に書いているこのブログですが、多くの方に来ていただいてすごくうれしい今日この頃です。ありがとうございます!
でも、ほんと、長文・駄文ばかりで読みにくいかと思います。申し訳ございませんです。。。(もっと精進します!)
それに、さらに読者の方々を混乱させていそうなのが、あっちやこっちやに話がとぶ色々なテーマです。お固い政治の話だったり労働の話だったり、かと思いきや、いきなり愛とか恋とか好きとか嫌いとか言い始めてポエミーになったり。(笑)
でも、これは本当に気まぐれも気まぐれで、雪見自身でも何を書き始めるかその時にならないと分からないという代物です。筆者にもわからないなら、読者の方々はきっと「何じゃこのブログ」と思いますよねぇ・・・。(>_<)
実際、巷でも、テーマを決めて書くのが良いブログの秘訣ですよ~、なんて言われてるようです。その意味では、私のブログは落第なのかもしれません。
ただ、そゆのに縛られるのが・・・ほんとすっごく嫌いなので!
座右の銘は「自由」なので!
天の邪鬼っ子なので!
やっぱ私は好き勝手に書くのです。(笑)
そもそも、冷静と情熱のあいだ - 雪見、月見、花見。でも書いたように、時には理屈っぽく考えて、時には心で感じて、理性も感情もごっちゃ混ぜなのが、やっぱり人間なんじゃないでしょうか。だから、思いつくままに色々書いた結果の方が、自分らしい、自分のブログになるかなぁと漠然と思っています。
・・・と、勝手に自己正当化してますけど、読者の方々にとっては「そんなん知らんがな」だと思います。
でも、大丈夫です。ご安心下さい。実はこのテーマたちにも傾向があるんです。
色々なテーマも多くは、私の中でマイブームの波、歴史があって結局はそのブームの中で考えていることからチョロチョロと出ているだけだったりします。
ですから、このマイブームの歴史を見れば、このブログの傾向と対策がきっと分かるに違いありません!
・・・さて、前置きが相変わらず長かったですけど、今日は私の考えブームの歴史を紐解いてみたいと思います。
たまには自己紹介も兼ねて♪
◆
お話は小さい頃にさかのぼります。
私の父はとても本好きで、週末古本屋さんに出かけては、ドサドサと本を仕入れてくるので、自然と私は本に囲まれる環境に育ちました。
それで、私も自然に読書家に・・・・ってわけでもなく、本に囲まれていようとも、漫画読む方が、ゲームする方が、よっぽど好きな平均的な子どもでした。その頃から、気が向かないと何もしない子だったのです。父自身、本を買っては来るくせに、あんまり読まずに積んでばかりだったので、母からはかなり邪魔扱いされていました。やはり血は争えないのかもしれません。
ただ、読書家にはならなくても、やっぱりそれだけ本があると、気になるものも混ざっていたりします(ちなみに、父は理系だったからか小説ものは少なかったです)。
小学生の頃、その本の山の中でハマったのが、「頭の体操」シリーズです。
頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう (光文社知恵の森文庫)
- 作者: 多湖輝
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1999/04
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 56回
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今、何集まででてるか分からないのですが、当時はほんとにこれが好きで、読む度「次の巻も買ってきて」と自らおねだりするほどでした。世間的にもけっこうブームだったようです。
トンチの効いたパズル・クイズがいっぱい載っている本で、今で言う「脳トレ」でしょうか。だいたい正攻法とか常識的な考え方では解けないようにできていています。うんうん悩んで分からなかった問題を、次ページの解答で見事華麗に解き明かしていて、「あっ、そういう考え方があるんだ!」と裏をかかれる楽しさがたまりませんでした。
私には「これが常識ですよ~」とか「これが正しいんですよ」って言われると、ついつい「本当に?」とか「もっといい方法があるんじゃないの?」って反射的に思うクセがあります。「空気読めない」となって困る時もあるんですけど、色んな事の発想のきっかけになっていて、個人的には好きなクセです。きっとこれはこの「頭の体操」シリーズのおかげなんだと思います。
人から見たら、ただの天の邪鬼なんでしょうけど(笑)
ともかく、小学生の頃は、そんなパズルブームで、パズル雑誌も買ったり、パズルを作ったりもしてました。
以前、アメリカに行った時に、SUDOKUとして、ナンバープレースをしている外人さんを見て、すごくグローバルになったなぁと、懐かしい思いがしたのを覚えています。
◆
さて、月日は流れて中・高どっちでしたか・・・多分中学だったかなぁ。
次の大きな出会いをします。
これも一時ブームになってた本みたいですけれど、「ソフィーの世界」です。
- 作者: ヨースタインゴルデル,Jostein Gaarder,池田香代子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1995/06
- メディア: 単行本
- 購入: 30人 クリック: 443回
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相変わらず、父が買ってきた中に積んであったものだったと思います。これ分厚いなぁと思いつつ、どうやら哲学をテーマにした本らしいという話を聞いて、「噂に名高い哲学ってどんなものなんだろう?」と好奇心で読み始めてみたのです。すると、これがけっこう面白かったんです。大筋はソフィーという少女と哲学者の出会いからお話は進んで、その中で色々な歴史的な哲学者たちの考えを紹介していく本です。「世界とは何か?」とか「私は誰?」とか、確かに考え始めるとほんとに深いんですよね。そんな難問に何とか立ち向かって、彼らなりの答えを見出した哲学者たちの壮大な闘いを感じて、すごく身が震える思いでした。
さて、この本、そんな哲学の歴史をたどるだけでなく本筋自体も大きな哲学的問題を含んでいる内容で、最後まで読んだ時には、きっと頭の中や見える世界がグニャグニャになっていると思います(笑)
詳細は是非中を読んでみて下さい♪
哲学の歴史も本筋も完全に私の予想の上を行くもので、すごく面白く、すごく感動したんですよね。読む前は、あんなに分厚いし、難しい本だと思っていたのに、あっさり読めてしまって、自分でも驚いたことを覚えています。
ともかくも、これが私と哲学の出会いで、ことあるごとに「世界とは何か?」とか「私は誰?」とか、モノゴトの本質を探る考えにふけるようになったのです。
もちろん、答えが出ないので、いつまでもボーッと考えることになるのですが(笑)
◆
高校の頃は、科学ブームが発生します。
相変わらず、父の本の中から発掘です。
数学の本とか、
- 作者: 矢野健太郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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物理の本とか、
新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ (ブルーバックス)
- 作者: 都筑卓司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/09/20
- メディア: 新書
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もともと、理数は好きだったのですけど、お固い教科書様には載っていないこういう話がすごく楽しかったんです。
中でも一番影響が大きかったのは、アトム博士シリーズです。
- 出版社/メーカー: 東陽出版
- 発売日: 1988/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 7回
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あ、漫画です。(笑)
でも、内容はけっこう本格的で、油断してるとついていけなくなりますけど、「わー、相対性理論、有名だし気になるー」と思うお年ごろでしたので、がんばって読みました。というわけで、一応、何となく、多分、それなり・・・には相対性理論も理解したつもり・・・になってます。
ともかくも、空間も時間も伸び縮みするんだーって、ことが分かると、「やっぱり世界はパッと見じゃ分からないねぇ」と、ますます「常識」とか「当たり前」に反発する天の邪鬼に磨きがかかったのでした。
そして、同時に、このマイブームの中で科学の限界も知ります。
- 作者: 吉田正,野本昭二
- 出版社/メーカー: 東陽出版
- 発売日: 1997/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 野崎昭弘
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/05
- メディア: 文庫
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詳細は省きます(というより難しくて説明できません!)が、量子力学の不確定性原理と、論理学(数学)の不完全性定理は、いずれも物理学や数学の限界を示したもので、発表当時の学会は大ショックだったそうです。
今でも大手を振って歩いてるし、絶対の真理だと思っていた科学でさえも、世界の謎には無力なんだと知って、諸行無常をとても感じたのです。
◆
大学の頃は、遊んでたのであまりブームが無いのですが(笑)、「世界のしくみ」より「私は誰?」の内向きを考えることが多かったと思います。人間心理ブームってところでしょうか。ほら、だって、やっぱり恋とか愛とか色々悩みますよね。そういうお年頃ですからね。
そんなこんなで、時折、割りと病んでたりしたので、重い本に手を出したりしています。
- 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/11/06
- メディア: 単行本
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ナチス収容所に入れられた心理学者の体験記
- 作者: 南条あや
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/02
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リストカッターの女子高生の他界するまでの日記
こういった本を読みながら、「生きるってなんだろう」とか「死ぬってなんだろう」とか、「愛」とか、「恋」とか、人間と心や人間関係について色々考えることができた時期だったと思います。
そんな中で思ったのは、「どうやったらみんなが楽しく幸せになれるのかなぁ」ということでした。
この疑問はまた次のブームにつながっていきます。
◆
で、就職すると、すっごく忙しいじゃないですか。ほんと憎らしいくらいに・・・。新人の頃は雑用だらけで、帰りも遅いし、何かを考えるという余裕はありませんでした。思えば、よく生き抜いたなぁと思います。
でも、今はそれなりに実力もついた(多分?)ので、忙しいは忙しい中で、色々と考える余裕も出てきました。
冷静になってきて、まず思ったことは「こんなに忙しいのっておかしいよね」ということでした。すごく楽しそうに働いてるならいいのですけど、みんな何だかんだいって、しんどそうなんです。でも頑張るんですよ。
で、「忙しさ」についての話になると、みなさん愚痴りはするものの、「社会は厳しいもの」とか「社会貢献のためだから」とか、どうも「しょうがないよね」になっていて、この現状に何だか納得してるんですよね。
ですが、ご存知の通り、私は天の邪鬼でございますので、「みんながしんどいなんて、しょうがないわけないやん!」と、腹が立ってしょうがないんです。この流れから、「そもそもなんでこの社会は、こんなことになってるんだろう」と考えるようになりました。
こうして社会の仕組みマイブームがやってきます。
そんな中、友人から面白い番組やってるよ、と聞いて見たのがコレでした。
- 作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林正弥,杉田晶子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 22人 クリック: 148回
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言わずもがな、「白熱教室」として有名な、サンデル先生の政治哲学の授業です。
政治哲学とは、社会の基礎となる理念を議論する哲学なのですが、もともと哲学も好きだったこともあり、私の中ですごくヒットしました。
結局、テレビで見るだけでなく、本も買ってきちゃいました。
社会の仕組みについても、いろんな事考えてる人がいることを知って、すごく面白かったですし、さらなる思索に励みがついて、より具体的に「みんなが幸せになれる社会」を考えるようになったのです。
これが今も続いているマイブームで、それでこのブログのテーマも労働問題と政治経済問題のお話がやたら多くなっているというわけです。
◆
以上、私のマイブーム史でした。
公言すると、ちょっと恥ずかしいですね・・・。
さて、今まで挙げたマイブームは、今のお仕事とはあんまり関係ありません。色々好き勝手に言ってる政治や社会の問題なんかも、正直言ってズブの素人です。なので、全然専門用語も使えませんし、「こんな感じ」「あんな感じ」という拙い説明が多くなってます。
でも、素人だから考えなくていいというわけでも、考えちゃだめというわけではないはずです。何より社会の問題は、みんなの問題です。素人だったとしても、みんなに平等に責任があると思うんです。
だから、このブログに私も私なりに思いついたことを書いてみています。いつも、これが絶対の正解だなんて思ったことはありません。なにせ数学や物理でさえ、絶対の理論ではないのです。正解なんて思えるはずがありません。
むしろ正解なんて無いというのが正解なのかもしれません。
でも、考えることはやめられないんです。考えなきゃいけないんです。
世界の不思議ももっと知りたいし、社会ももっと良くなってほしいなって、やっぱりほんとに思うので。
正解には多分永遠に届かないけど、正解のようなものに少しは近づけたらいいなぁと想いながら――今日も私はボーッと考えています。
P.S.
と、こんな感じブログです。傾向と対策ばっちりでしょうか?(・∀・)
で、これは、これからもどんどん突飛な「思いつき」を出していきますよ、という予告でもあります(笑)
よろしくお願いします♪