雪見、月見、花見。

ぼーっと考えたことを書いています。

FRIENDS

 

日本語のいわゆる彼氏とか彼女は、英語ではboyfriend, girlfriend.

フレンドなんですよね――。

 

 

プライベートで恋愛感情と友情のバランスに関して悩む今日この頃だったりします。

友達だと思っていたら恋愛感情を持ってしまったり、持たれてしまったり。

自分でも自分の思いが友情なのか恋愛感情なのか分からなくなったり。

 

友情はいっぱいの人に持ってもいいけれど、

恋愛感情は一人に注がないといけなくって。

 

でも、みんな大事だし、っていうのはわがままなのかなー。

 

 

恋愛感情の背景に見え隠れする原始的な本能に関係なく繋がっているって意味では、そもそも純粋な友情の方が、本当にその人を好きってことなんじゃ?

――じゃあ、本当に純粋な友情なのか、って聞かれてしまうと、そこもまたうつむくしかないのだけれど。

 

 

考えてみれば、友情→恋愛→結婚になるにつれて、「契約っぽさ」が増えていくんですよね。

結婚は届を役所に提出するぐらい本当に法的にも立派な契約ですし、恋愛も多くの場合、告白→承諾という口約束や、言葉に出さないまでも「お互い専属契約ね」っていう暗黙の了解があります。

友情はあんまり「今日から友達同士ね」とか宣言する人はいないですし、専属契約でもありません。

契約の縛りが無いのに一緒にいるってことは、それはお互いに本当に好きで一緒にいるってこと。

逆に契約で縛らないとほどけてしまうような関係は所詮その程度の関係なんです。

実際、「契約」してしまったから仕方なく惰性で関係を続けている人もいっぱいいますよね。

それは本当に素敵なことなんでしょうか?

そう思ってしまうんです。

 

 

本当は「契約」して不自由になる覚悟を決めたくなるぐらい、お互いが想うってことなんでしょうけれど。

なかなかそこまでの段階が難しいんですよね。

 

 

解消を迎えなかった契約が無いから、余計、契約をすることがその終わりの予告に見えてしまって。

ずっと関係を保っていたいから、それをはっきりさせるのが怖くなって。

 

友情が愛情になるということ、それは昇華なのか没落なのか。

 

 

恋人をフレンドと言いのけてしまう、英語圏の方々はあまりこういう悩みがないのかなあ。