雪見、月見、花見。

ぼーっと考えたことを書いています。

私がブログを書くようになって気づいたこと、変わったこと

この度、id:aniram-czechさんが目標を達成されたそう。

 

目標PV到達記念! 『(チェコ好き)の日記』の行方は…… - (チェコ好き)の日記目標PV到達記念! 『(チェコ好き)の日記』の行方は…… - (チェコ好き)の日記

突然ですが、この『(チェコ好き)の日記』というブログは、2013年9月の月間PVが、6万PVをこえました!実は私、2013年中にこのブログを5万PVに到達させる...

 

ひえー、6万PV!Σ(・∀・;)

すごいです。。。(私はその1/4ぐらい)

 

私がチェコさんのブログを知ったのは、確かちきりんさんの著書「世界の歩き方を考えよう」の書評を通じてだったかと思います。もう1年半近く前ですね。

お互いに知らずに書評を書いて、2人して書評コンテストに受賞して、いつの間にかブロ友に。思えば不思議なご縁です。

 

そのチェコさんの書評というのは、それはとても素晴らしくて、コンテストのライバルとして正直なところちょっとジェラシーを感じてました(/ω\)

 

でも、それをきっかけに他の記事を読んでみたところ、私の知らないアートの世界が、非常に読みやすく面白く描かれてて、一気にファンになってしまったんです。

完全にしてやられました(笑)

 

それ以来、ずっと読ませていただいてて、チェコさんのブログの魅力の高さは間違いないと確信しているので、むしろもっと早く評価されてもよかったかなーと、私としては不思議に思うぐらいです。

その分、初期からのファンであるのが私の自慢ですが(・∀・)

 

ご本人も仰ってますが、ライフハックとか時事ネタとかIT技術系とか、そういうテーマで立つブログが多い中で、アートとか映画とかチェコとか、そういう珍しいテーマで勝負するチェコさんのブログは非常に貴重な存在です。

これからもぜひ頑張ってほしいなと思います。

 

 ◆

 

さて、上の記事の中で、チェコさんが自身のブログの立ち位置について振り返ってらっしゃったのを見て、ふと私の場合はどうだろうと考えました。

 

チェコさんは言います。

そんな中で気付いたことは、よく考えてみればごく当たり前のことなんですが、「人って、自分の興味あるもの、よく知っているものについてしか書けないんだな」ということです。

 

―― 目標PV到達記念! 『(チェコ好き)の日記』の行方は…… - (チェコ好き)の日記

 

そうなんですよねー、私も全然ライフハックみたいなものは書けないですし、チェコさんのようにアートの話もできないですし、自分が書けるものって自然と限定されてきちゃいますよね。

 

・・・ということは、逆にですよ、ブログに書いてるものを並べて見たら、なんとなく「私」というものも炙りだされるはずではないでしょうか。

 

私自身そういう目線で、私のブログそのものをあんまり振り返ってみたことがなかったので、良い機会ということで、今日はちょっとそのあたりをボーっと考えてみました。

 

私がブログに書くこと

私のブログ「雪見、月見、花見。」は最初の最初は何となくで開設したブログなので、何を書こう、どういうブログにしていこう、というのはもともとは特にありませんでした。

とりあえず、考えたことをネットで書いてみようかなって、そう思っていただけで。

でも、振り返ってみると、それなりに記事のテーマが偏ってるのも事実のようです。

 

時事ネタはけっこう乗っちゃいますし、社会問題や労働問題は普段から敏感な気がします(「社会」タグとか「労働」タグとか)。

そんなカチカチな話を書いたかと思えば、時々ジメジメした内省的なことも書いたりするから油断がならないのですけれど(「人」タグとか「時には感傷的に」タグとか)。

 

ただ、私がブログに書く内容で、チェコさんや他のブロガーの方ともしかしたら違うかなと思うところは、「自分がよく知ってることは書かない」という点です。

 

私も一応(今のところは)働いていて、それでおまんまを食べて生きているのですけれど、このブログでは仕事内容に関わるテーマにはほとんど触れてないですし、大学で専門的に勉強した科目もあえて避けてます。

 

それは、私の中で無意識的に築かれたポリシーのようで、おそらく「よく知ってる内容を書くと驕りが出そうだから」ということが理由にあります。

 

そんな私のポリシーが特に表れているのがこの記事。

 

専門家の話が分からない、一般人の気持ちが分からない - 雪見、月見、花見。専門家の話が分からない、一般人の気持ちが分からない - 雪見、月見、花見。

何でもいいのですけれど、あなたがすっごく詳しいこと、専門にしていること、特に仕事にできるぐらいのこと、何か専門的な話を誰かそれを全く知らない人に教えなきゃいけな...

 

何かに詳しくなってしまうと、どうしてもそれを全く知らない普通の人との心の距離が開いてしまいます。

やっぱりプロにもなると、プライドも出てきてしまいますから、ついつい偉そうになってしまったり、ついつい不親切になってしまったりしがちです。

 

私は弱い人間なので、そんな「上から目線」にならないように、自分を抑えられるように、なるべく「そんなに知らないテーマ」を選んで書いています。

その分、できるだけ色々と調べたり、本を読んだり、自分なりによく考えてみたり、そうやって書いてます。

その結果、更新の間隔は長くなり、自信が無いので言い訳を書いているうちに長文化し・・・とそんな感じになってるようです。

 

これはあくまで私のポリシーなので、みんなそうしなさいという話ではもちろん無いです。

むしろ、みなさんの詳しいことはぜひぜひ教えていただけると、勉強になって、とても幸せです!

 

ただ、私の場合は誠に勝手ながら「知ってること」が書けないみたいで、専門知識が知りたいとか思っている方がもしいれば、その点では皆さんのご期待には添えません。申し訳ないのですけど。

 

そう考えると、だから、このブログは「考えたことを書いています」であって「知ってることを書いています」ではないのかもですね。

自分でも今気付きました。

 

 ◆

 

また、私のもう一つのポリシーとして、ブログを通じて何かしら問題を提起する時も「自分が当事者の問題は書かない」ことになってるようです。

 

 例えば、最近書いたこんな記事たち。

 

「ブクマ」が壊すブログの平穏 - 雪見、月見、花見。「ブクマ」が壊すブログの平穏 - 雪見、月見、花見。

※今回は、心のトラバとして。はてなには、有名な「はてなブックマーク」というサービスがあります。(リンク)ブラウザの基本機能のようにお気に入りのページを個人的にロ...

 

ワーキングマザーを悩ませる「病児保育問題」 - 雪見、月見、花見。ワーキングマザーを悩ませる「病児保育問題」 - 雪見、月見、花見。

私の同僚には新米ママさんがいます。とても真面目で優秀で人柄もよくて、と非の打ちどころがない人材だったので、出産後仕事どうするのかなーと心配していたのですが、幸い...

 

「婚外子」相続格差違憲判決問題を考える - 雪見、月見、花見。「婚外子」相続格差違憲判決問題を考える - 雪見、月見、花見。

婚外子相続格差は違憲...

 

私は「ブクマOK派」ですし、それに「ワーキングマザー」でも「婚外子」でもなくて、どれも私は当事者ではありません。

ただ「大事な問題」と思ったから、問題提起として記事を書いています。

もちろん「花見問題」など、ちょっと私が当事者として問題提起する記事もありましたけれど、そういう問題はなるべく抽象的な話に昇華させてるつもりです。

 

これは私が自分のことで文句を言わない「清い性格」だからということではなく、むしろ逆に「汚い性格」だと思っているからです。

私ももちろん、生きてれば、世の理不尽に憤りたいこともあるし、愚痴りたいこともあります。「何で私ばっかり」って思わない日もありません。

でも、この匿名でやってるブログでその気持ちの解放を許してしまえば、きっと、際限なく醜くて、ワガママで、一面的なものになってしまうでしょう。私の中身はほんとに汚くって、お見せできないほどドロドロなんです。

せっかく来て頂いてるのに、そんな「純粋に不快なもの」を見せたくはないんです。

ブログではなかったですが、昔ちょっとそういうものをバラ撒いてた頃があったので、その反省もあって、より強くそう思ってます。

 

だから、代わりに他の「理不尽な辛さ」に虐げられてる人のことをなるべく問題提起することにしています。

部外者なので完全な味方にもなれませんし、完璧な理解者にもなれないので、時には「分かったようなことを言うな」と逆に怒られてしまうこともあります。

 

でも、部外者だからこそ冷静に考えられるところはやっぱりあるはずで、そういう視点からの問題提起は当事者の方々にとっても悪く無いことと思っています。

当事者同士はどうしても怒りが先に立って、相手の立場への配慮は難しくなってしまいますから、その間をつなぐ仲介というか迂回路に少しでもなれればと思うのです。

 

そうしてるうちに私の抱えてる「怒り」についても、いつか代わりに怒ってくれる人が出てきてくれるかなー、と思えば少し楽になる気がして。

 

もちろん、これもあくまで私の場合です。

私が勝手に自制してるだけで、ブログで各々の思いを発露するのは自由です。

みなさん、どんどん自分の感じた怒りや辛さをぶちまけてくださっていいと思います。

私がその怒り、時々拾いにいきますし?

 

 

そう思えば、だから、このブログは「考えたことを書いています」であって「感じてることを書いています」ではないのかもですね。

自分でも今また気付きました。

 

ブログを書くようになって変わったこと

こう書いてるとお分かりの通り、私は「私のブログ」とあえて少し距離を取っているところがあります。

なるべく自分勝手にならないように、自暴自棄にならないように、抑えながら書いてます。

「現実の私」と、「ネットの私」で二足のわらじで動いているような感覚です。

 

でも、やっぱり両者はつながっているみたいで、ブログを書くようになって「現実の私」にも少なからず変化が出てきた気がします。

 

どこかで書いたような気もするのですけど、私はけっこうなあがり症で、人前ではカチンコチンになってしまうタイプです。

でも、ブログを書いてると、その一回一回が大勢の人前でしゃべるようなものですから、どうも自然とあがり耐性がついてきたようなんです。

 

例えば、以前、あるセミナーに行った時、色んな運命的なめぐり合わせで(ジャンケンで負けた)、あるテーマの是非について自分の意見を述べるというプレゼンの発表者の一人に私が選ばれました。しかも、ディベートのような感じで(あくまでディベート形式ではないのですが)、発表者同士の対抗戦です・・・。

 

 ほんと寝耳に水で、事前の準備も何もなく、その場でしばらくディスカッションした後に、自分の意見を考えて発表しないといけないという、あがり症からすると地獄さながらのおっそろしいプレゼンだったんですね。

 

 ただ、もう仕方がないので、当たって砕けろという感じで、そのプレゼンに臨みました。発表の順番待ちの間はもう気が気じゃなかったです。

 

他の方はどうか分からないのですが、私の場合、ブログはスピーチのような感じを意識して書いてます。書き言葉というよりは話し言葉のイメージです。

だから、いつもブログに書く感じで話してみようと決めて、何とか持ち時間十分話し切りました。

所詮聴衆も100人にも満たない程度だし、みんな赤の他人だし、ブログの方がよっぽど見られてると思えば、緊張も思ったより軽くで済んだ気がします。

 

そしたら、優勝しました(^_^;)

 

しかも、何か、終わった後に、全然知らない偉い人が「感動した」とか講評言ってて。わざわざ個別に挨拶に来てくれた人までいて。

すっごく褒められてビックリしました。

 

・・・自慢?

 

はい、自慢です(笑)

 

だって、ブログ書いてたからこそ乗り越えられた壁で、ここで自慢しないでいつするんです?(/ω\)

 

 

でも、ほんと、ブログを通して色々とアウトプットする癖をつけた結果、現実の私の中でも「意見を主張すること」や「思いを表現すること」がすごく自然な存在になってきたみたいなんです。

 

そして、最近は、どんどん頭の中のイメージを出したくて出したくてウズウズするようになりました。

ブログの中だけでなく、現実世界でも。

 

先程も書いた通り、ここはあくまで匿名で書くためのブログなので、色々と自制しています。

現実では書けないことが書ける一方、逆に現実でしか書けないことがあって。

だから、現実のことは現実で頑張らないといけないのです。

 

ちょうど私の中でアウトプットすることへのハードルが下がってきたし、仕事も落ち着いているので、実は昔からチャレンジしてみたかったあることをやってみようかなって最近ちょっと思ってます。

上手い具合に仲間も見つけたので、プライベートプロジェクトとして頑張ってみようかなーと。

 

もしかすると、そのせいでブログ活動(略してブ活)がちょっとおろそかになるかもしれません。

ブログを頑張りたいのもやまやまですし、こんなにチャレンジしたくなったのは、ブログのおかげでもあるので、どうにも複雑な思いなのですけど。

 

ただ、こんな風にアウトプットの仕方で悩めるなんて、ほんと私も変わったなーって、すごく感じます。

2年ほど前には予想もできませんでした。

 

ブログ始めて良かったです。

純粋にそう思います。

 

 

 

・・・はい、以上、振り返りでした。

 

今後とも「雪見、月見、花見。」をよろしくお願いしますm(_ _)m

 

 

 

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 ⇧思えば、この頃から大分変わってきてたのかもしれませんねー。

 

 

 

 

P.S.

あと、ブログ書くようになって良かったことは、ブログを通じて色んな方と交流できるようになったのが、また大きいですね。

長文ばっかりいつも書いてるのに、いつも読みに来てくれる皆さんには頭が上がりません。。

そしていつも色々読ませて頂いて、恐縮です。

ほんとありがとうございます。