雪見、月見、花見。

ぼーっと考えたことを書いています。

サクラサク

今年も桜が良い感じになってきました。

毎年欠かさずマイ桜ツアーをする私としては、毎日何分咲ぐらいだろうって、ドキドキする日々です。

願わくば、良い見頃で土日が来ますように・・・。

お願いだから、晴れますように・・・。

 

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そんな中、今日はなかなかの桜日和でした。

まだちょっとツボミもありそうでしたけど。

来週もできたらチャレンジしたいなっと。

 

     ◆

 

この桜の季節は本当に鮮烈ですよね。

振り返る思い出はたいていセピア色ばかりなのに、桜の時期だけは本当に色づいているように思いおこされます。

咲いたと思ったらすぐに散ってしまって、一年でほんと一瞬しか咲かない。

だから、余計印象に残るのでしょう。

 

 

日本では春は年度の変わり目で、出会いと別れの季節です。

そんな時期ですし、いつも桜を見る時は「きれいだな」って気持ちとともに、何だか少し「寂しいな」って気持ちが出るんです。

異動して行ってしまった人たちや、逆に新しく来るであろう人たち。

そんな人達に自然に思いをはせてしまうのです。

桜って、そんな出会い(開花)と別れ(散る)を象徴的に一瞬に凝縮してくれる、そんな気がするんです。

 

だから、この桜の一瞬の開花は、まさに新年度にふさわしい儀式のように思います。

人生、出会った人々ともずっと一緒に居られるわけじゃありません。

出会いがあれば、絶対にいつか別れもあります。

今一緒にいてくれてるあの人も、いつまでも一緒にいてくれるわけではありません。

学校や職場の入れ替えが一番身近で実感しやすいですけど、たとえ、夫婦であっても、家族であっても、それは残念ですが永遠ではありえないんです。

だから、みんなとのこの一瞬一瞬を大事にしないといけないんだって。

年度の変わり目に、ちょうど桜は咲いて、散って、それを思い出させてくれてる。

そんな気がするんです。

 

 

最近、多くの外国にあわせて、年度を9月始めにする動きがあるようです。

4月始めって世界的には標準じゃないんですよね。

だから、統一した方が便利がいいって、その理屈は分かります。

でも、私はやっぱり新年度は4月がいいなーって思います。

 

なぜって、もちろん、

桜が咲くから

です。

 

こんな理由じゃだめですか?